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2011-04-13

「生け花」ではなく「いけばな」

『草月』という季刊誌(草月文化事業株式会社・出版部発行)を読んでいてふと気づいた
必ず「いけばな」ひらがなで表記している

今まで何度も目にしているけれど、なぜ”ひらがな”か?
あまり考えたことなかった

草月初代家元、勅使河原蒼風先生の花伝書に

「いけるというのは、字に書いてみれば造形る、変化る、といったことなのだ」

(『勅使河原蒼風 花伝書』草月出版)

とある

辞書(広辞苑第6版)に【生ける・活ける】の意味として
(切り取った花や枝を枯らさないようにすることの意から)花や枝をびんなどに挿す。
とあった

花や枝を枯らさないようにするだけではなく、
そこからさらに、造形する、変化させるという思いをこめて
“ひらがな”で表記するのかな、と思った

本当の理由は分からない
いつか草月会本部に質問してみようと思う

過去の記事で「生け花」「生ける」と漢字表記していた部分もすべて「いけばな」「いける」に訂正させていただきます。

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