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2011-05-02

つくる→生まれる

花材を手にとったら、いけた後の姿をイメージして、余分な
枝、葉、ときには花も切り落とす


オンシジューム、アスパラ、スターチス


きれいに咲いている(またはこれから咲くだろう)花を切り落とすなんて
もったいない ザンコク かわいそう
という声は、いけばなをしている人の中にも実は多い

自然が作り出したものだから、自然のままの方がきれいなのでは
手を入れて無理に形を作ることに何の意味があるの

草木は切られた時点で、”自然”ではなくなる
花材はもう十分、不自然な状態
その不自然な状態から花材を再生させるのがいけばな

なんですよぉ

美しさを際立たせるために
ときには疎・密を作るのが大切だ
ときには茎や枝の線を見せるのも大切だ

枝葉を選んで切り落として、形をつくる・・・
花材はいきているから、思い通りにならないときもある
あるいは、思いがけない喜ばしい姿になることもある
つくっているようでいて、実は生まれる

切るか、残すか、それが問題だ・・いつも悩んでばかりだ
ましてやきれいな花を落とすことの難しさったら・・・

サービス花束を買ったら、花はたくさんついていたけれどそれぞれ1本ずつ・・・
そこでシンプルにいけてみました

上にもしゃもしゃを集め、
下は花と葉を整理し()、すらっとした茎の線だけにしました

切り落としてしまった花はかわいそうだから、小さな器に入れて飾ってます

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