生の花を使う限り、いけばなは一時的なもので、作品として永久に残すことはできない
に撮って残しても、実際の作品とはやはり違う
そればかりか、つぼみが開花したり、花が咲き終わったり、時間とともに変化する
チューリップのように、いけている途中に、つぼみが開花したり、水を吸って向きが変わったりするものもある
昨日いけた菖蒲のつぼみが開花した
カーテンを開け閉めしたときに葉が折れたので、ついでに葉のいけかたを修正した
菖蒲の花が咲いたらジャマに感じたので、バラとデルフィは背を低く修正した
いけばなをする人は、自分の作品が一時的であることは当然承知しているので、ある意味、すごくいさぎよい
いけばな教室や展覧会など、花が枯れていなくても時間がくれば、あとくされなく(?)作品を壊してしまう
再利用できる花材は、あとでまた新たにいければ良い
考えてみたら、ちょっと面白いな、と思った
わたしは手芸も好きで、ちょこちょこっと縫ったり、編んだりするけど、出来上がった作品のその後の処理に時々困る
作るのは好きだけど、どんどんたまっても・・・
人にプレゼントできるほどの腕前でもないのが余計に問題だ
いけばなにはそういう悩みがない
いったんいけてから再度いけなおしたり、花の咲き具合の変化に合わせていけなおししたり・・・作品としては一時的だけれど、いけばなとしては長く楽しめる
この感じ、一言で説明するにはどういう言葉で表したらいいのか、10分くらい考えたけれど思いつかなかった
花器の中のほうにもいれて、正面からはちらりと見せるだけの花もあります
草月の人は、いろんな角度から作品を眺めるので、どんな角度も気を抜いてはなりません
この角度から花器の中をのぞかれても、剣山は見えないように花で隠しつつ、ぎゅうぎゅう詰めに見えないように隙間も残しています
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