秩父に宗福寺というお寺がある
ここには30種類以上のハナ蓮とともにカエルがいるというのを耳にし、目にしたので去年行ってきた
わたしが持っていた「お寺」のイメージに反して、宗福寺はやけにこざっぱり、こぎれいな印象を受けた
なんだか人様のお庭に勝手に入るような気兼ねを感じながら、境内に入ると
すぐさまカエル地蔵と蓮が目に飛び込んでくる
カエル好きとしてはおおっと拍手喝采したくなるが
それにしても・・・やっぱり「お寺」のイメージとなんだか違う
どうもカエルグッズを集めるのと蓮を育てるのが趣味の親戚のおじさんの家に来たような気がしてならない
蓮がすべて睡蓮鉢に植えられているせいだろうか・・
和風な造りの庭の池がプラスチック池だからだろうか・・
住職は正しい、たぶん鉢やプラスチック池の方が蓮の手入れはきっと楽だろう
その証拠に蓮はいずれも見事な育ち具合であった
写真を撮っていたら、住職が気づいて自室(?)から顔を出し
「今日は何しにいらしましたか?」と声を掛けられた
この宋福寺は秩父札所十九番 龍石寺の納経所なのだ
納経所とは簡単に言うと札所を巡った証しとして納経帳に朱印をもらう場所らしい
と答えると手招きされ、蓮とカエルは仏様との深いご縁がある、といったありがたいお話を伺い、お守り鈴とカエルのストラップを差し出された
「裏庭にも蓮の池があるから、帰りに寄ってくといいですよ
柵がしまっているけれど、鍵は掛かってないから自由にお入りなさい」
お礼を言って立ち去ろうとしたその時、
どうやら住職に声を掛けられたときに慌ててトートバックに飛び込んだカエルが住職の目にとまった
「あ、カエルさんかぁ・・・それならこれも持って行きなさい」
もうひとつ別のカエルストラップいただきました
裏庭というか、駐車場の裏手にある、その池は・・・やっぱり何か微妙に違う
すこぶる人工的・・・いや、池なんてたいてい人工なのだけど
これは大阪に住む友人のもとに遊びに行ったときに、事前に花を見に行きたいとリクエストしておいたら、植物園に連れて行かれたのとなんだか似ている
決して間違ってはいない・・・だけと、ちょっと思っていたのと違うんだ
小さくても花の名所と言われている庭園とか神社仏閣に行きたかった
思っていたのと違ったけれど、親戚のおじさんの家のようなほっこりさも決して悪くはない
なにせお寺におまいりしてお土産いただけるとは
宋福寺にはカエルの木魚もあるらしいのだけど、確認できなかった
もっとカエル好きをアピールして、木魚も見せてくださいとお願いすればよかったなぁ
恥ずかしがりやのカエルなもので・・・
宋福寺と秩父についての情報はこちらもどうぞ
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