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2011-11-13

花との対話・・・

いろいろ考えて工夫したのに、予期しなかったものの方が良い場合がある
いけばなをしていても、そんなことを感じる

昨日の家元研究科でいけばなを製作したとき
ドラセナの葉を丸め、そこにさらにリコリスを挟み込んで、ピンクの塊を作った
(こんなの→)

ちなみにドラセナは1本が一つの茎に葉がいくつもついた姿をしている
葉を丸めるといっても、元の姿に戻ろうする力が働くので、葉をふたつに割き、カタチを作りながら任意の二本を結んでいった

結ぶといっても、やわらかい葉のことだから、力を入れて引っ張ると切れてしまうし
力が弱いと結び目はカンタンにほぐれてしまう
なかなかどうして大変な作業だった

手間を掛けた分、よし、やったぜと自信もできたし、
その部分をぜひとも見てもらいたいっと思った

だけど、昨日の講評では、久保島先生に言われたことは、
ぴょんと飛び出た先端の細い葉が、かわいらしい線を作っていて面白い
だった
そ、そこか・・・

ドラセナの一番若い葉はくるくる丸まっていて、丸めると折れそうだったのでそのまま残した
結局、作為した部分ではなく、自然にできた部分が評価された
もちろん、丸めた部分があるから、若い葉のやわらかな線が引き立つのだけど・・・

考えてみれば、葉を丸めるなんてのはよくある手法
わたしがあまりやらないもんだから、ついそこを褒めてもらいたくなってしまっただけ

たまたまできた若い葉の線をわたしも面白いと思っていけたのだから、
ちゃんと見てもらえたってことで、良かった、良かった

すべて思い通りになるわけじゃないし、花と対話しながらいけるって大切だなぁ

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COMMENT:
AUTHOR: ママ先生
DATE: 2011/11/13 09:33:36 PM
修行蛙さん こんばんはへ~こうやって作ったんですね昨日お風呂に入りながら考えてたんです。どんなになってるんかなって考えてたんです。わーいナゾが解けましたすっきり

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COMMENT:
AUTHOR: 修行蛙
DATE: 2011/11/13 10:14:25 PM
>ママ先生さん
こんばんは

そんなに気になりましたか
特別なことをしたのではなく、ただ、なんとか丸めようと
いろいろやっていくうちに、こんな方法になりました

虫ピンや針金で留めるという手もあるのですが、
物を使うとわざとらしくなるので、なるべく使いたくないのです

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