(125)びよ~ん
言葉をイメージしていけばなをする、というテーマが与えられることがあるのね
王様は言葉よりも擬態語の方が得意だったりするよ
球界にも有名な方がいるよね
擬態語というのは状態や感情などの音を発しないものを字句で模倣したものだよ
今日は「びよ~ん」って感じの花材だったから
びよ~んって感じでいけたのだよ
どう?びよ~んって感じする?
レッドウィローは柔らかくてためやすいのだけど
長くて邪魔だったのでくるくる巻いてちょっと置いてたら
そのまま固定されちゃったのだよ
それがおもしろいと思ったのだ
レッドウィローのびよ~んにあわせてアンスリウムも少しびよ~んとさせてみたよ
アンスリウムは草花だからためられないのだけど
ゆっくりちょっとずつためると少しだけ曲がる
だけど、それだけではすぐに戻ってしまうので
レッドウィローに針金でくくりつけてあるよ
あんまり強く曲げた状態だと針金で留めても
時間が経つと茎の途中で折れてしまう場合があるから加減を見てね
アンスリウムのピンクもかわいいよね
と思ったら、同じようなピンクのアザミを花屋で見つけたので 合わせてみたよ
びよ~んとした線を見せたかったので
アザミは剣山を隠すように低くいけたのだよ
王様の解説は以上なのだ
・・でもね、王様の説明なんてものはどうでもよくて
出来上がった作品を見て、感じたままが正解なのだ
その中で「あ、確かにびよ~ん」って思う方がたくさんいたら
王様の狙いはうまくいったということになるし
「これはびよ~んじゃないな」って思う方が多ければ
王様はまだまだ修行が足りないってことなのだ
伝われ、びよ~ん/・・・-=≡≡≡*********》》》ビビビビ
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