たまに道路に、あるいは、駅に
落ちている靴底に出会ったことはないだろうか
わたしはある
かかと部分だけの場合もあるし、全面の場合もある
あれは一体どういうことなんだろう・・?
靴底がはがれてしまうまではなんとなく分かる
分かる?いや、分からないけどw
「まぁ、そういうこともあるかもしれないね」という程度には分かる
気になるのは靴底を落とした後のことである
靴底の持ち主は靴底がなくなったことに気づいたのか?
気づいたけれどわざわざ拾って持って帰るほどでもないと捨て置いたのか?
それとも違和感を感じたものの気づかず、ずんずん歩き続けてしまったのか?
前を歩いてる人が靴底を落としたらどうしたら良いのだろうか?
少なくとも昨日までのわたしはこの程度だった
なぜそんな話を急にし始めたのかと言うと・・
まさかわたしが・・・このわたしが・・・
危うく靴底を落とすところだったからだ(((( ;゚д゚)))アワワワワ
今朝でかける時雨はやんでいたものの
朝早くからかなりの大雨だったので防水の足首まである靴を履いて出かけた
それなのにカサを持たずに出かけそうになるというオッチョコチョイはさておき
会社に着いたら、なんとなく足に違和感
???(´・ω・`)
ふと足元を見るとなにやら靴がものを言いたげである・・
あー・・オマエももう話をしたくなる年頃かい?
そんなに長く履いていたっけなぁ・・でも、カエルまでは一緒にね
長年の労働に疲れたのか、今すぐ暇が欲しかったのか
何か言いたげ・・というよりも、だんだん叫びそうになってきた靴
や、ば、い
社内履き用にしていた靴はだいぶ前におしゃかになって今は履き替えしてないんだよ
困るよ、きみ~、他にいないんだよ~(´д`)
しかも、残念ながらこの付近にはミニット氏みたいな人はいないよ~
外はまだ明るく陽も射していたので近くのコンビニに急ぐ 3ε3ε3=へ(;゜д゜)
選択肢はない、接着剤と言ったらコレ!! みたいな状況だが、大丈夫なんだろうね?
一度大口開けてしまい、もうあごが外れてしまったのか
一歩踏み出すことにどんどん大口になっていくような危うさ!!!!!
どうも「あご」が地面を擦るみたいなんだよね
足を踏み出すと「下あご」がべろんと裏返って踏んでしまう
踏まないで済んでも「ぺたんっ」と大きな音がする
「ぺたんっ」・・「ぺたんっ」・・ぐにゅっ・・「ぺたんっ」・・ぐにゅっ・・ぐにゅっ
コンビニからのカエル道が一番歩きにくかったああああ
なんとか自席まで戻ってきて靴を脱ぎ
誰にも見られないようにこっそり接着剤をぬりぬりぬりぬりぬり・・・
とりあえず今日一日持てばいい・・・祈りをこめて靴を履く
本当は履かずにしばらく放置しておきたいところだけど
密着させるには上から体重をかけたほうが良さそうなので
接着するまではしばらく席から離れないんだからねっ
誰が呼んでも今は行かないよっ
幸いにして誰にも呼ばれず、どうにか接着できたっぽい
夕方大雨になった時はこの靴で大丈夫か不安になったけれど
カエル時には小雨になっていた
朝のようにややものを言いたげな気配はあったものの黙ってついてくる靴底
こうして無事カエル・・・(安堵のため息)
無口な靴もある日突然しゃべるってことがよく分かった
いいかい、靴は日頃からよくメンテしておくんだぞ(これは王様との約束だ!!)
さもないと歩いている途中で靴底が離反するんだ
靴底が離反してから後悔しても遅い
靴底のない靴はたぶん悲惨だ
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ところで、しゃべる帽子はよくあるけれど(ファンタジーなんかの世界ではね)
しゃべる靴の話って何かあったかな?
「王様としゃべる靴の大冒険」
ちょっと童話になりそうな・・・・ならないかなw