解析ツール

2016-12-19

今月の家元研究科

今年最後の家元研究科に参加してきたよ

テーマは「松と何かで」
ここ数年12月はいつもこのテーマ

松の出番は正月だけというのも寂しいというか、もったいない
いろんないけかたを研究しよう、という意味もあるので
正月花に拘る必要はないのだよ

パッと目に付いて気になったゴールド(植物でゴールドと言うとだいたい黄色)の葉が
すごくきれいななんちゃらかんちゃらの枝を取り←一度見ただけでは覚えられない
若松を選んだら、わたしの隣の隣の席の人もこのゴールドの枝を取ったのが見えた・・

やばい・・そんなに近い席の人と花材が被るとか、プレッシャーなのだ

隣の隣の席の人は背の高い花器をさっさと取ってきたのを確認したので
きっと上に高いスタイルでいけるのだろうと思い
わたしは横長にしようと決めて花器を選ぶ・・んんんんん

イメージに合う花器が見つからない・・・ぐぬぬ

ふと、ビルみたいなかわいいデザインの花器が目に留まり、これに決めた!!

来年は残業でいつまでもビルに明かりが灯ることがないようになるといいな・・
なんて考えながらゴールドの葉を窓っぽいところから出したりしたよ(ホントw)

だけどね、いけながら、いろいろ迷った
なんだかすごく気に入らない
横長にしようと思ったけれど、どうもパッとしない
緑と黄色のグラデーションにしようと決めたけれど
ちょっとこれはあまりきれいじゃなくないかい?そうでもなくない?(゚□゚;)アワワ(;゚□゚)アワワ
(動揺して言葉がおかしくなる)

横長にして左右に伸ばすときには右と左のバランスをどうするかを考えるべきである
左右対称はいけばなとしては面白くない

-左を長くしたから右は短めにしよう、うむ

-左に緑が多いから右は黄色を多めにしよう、うむ

-高さはこの場合必要ないから上に伸ばすのはやめよう、うむ

-花器の中は今回仕込みいろいろあって見えると美しくないので隠そう、うむ

こうして出来たのがこちらだよ
若松、メラリューカ・レボリューションゴールド、水引

むむむむむむ?
なんか地味じゃない?(;・∀・)ダダイジョウブ・・・?

とてもとても自信が持てない作品になったのだけれど
家元や周囲の方の反応は存外悪くない・・

この花器と構成がとても合ってる
緑と黄色のグラデーションがとてもうまくできている
と家元より

ほほぉ・・もしかして、ちょっと自信もってもいいのかな・・?゚+.(・∀・).+゚

ちなみに松は神様が降り立つ木なので、天に向けるのが一般的
その点では松を横にしてしまったので、格式を重んじる場合には向かないけれど
こういうカジュアルな正月花もあってもいいかもね

ゴールドの葉の枝、名前が覚えられないからいけ終わった後にもう一度名前を確認した
花屋さんが書いた紙には「メラリューカ・レボリューション」ってなってた
初めて聞いた!! なんだかカッコイイ名前じゃない?

念のため検索したら本当はもっと長くて「メラリューカ・レボリューションゴールド」
メラリューカはブラシの木の仲間でオーストラリア原産、フトモモ科てことらしい

黄色の葉の種類にはゴールドって名前がつくことは多いけれど
レボリューションってなんだ??
そんなに斬新な色だったのかなw
学名や英名ではなく、日本で流通用につけられた名前っぽいのだけどね

最初はさっぱり覚えられないと思ったけれど
レボリューションのインパクトが強くて覚えられそうだよw
いやぁ~、植物って本当にたくさんあるね~

にほんブログ村 花・園芸ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村

0 件のコメント: